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40代コンサルの職位別転職戦略:SC/M/SM/Dで求められる役割はここまで違う

2026.02.23

40代コンサルの職位別転職戦略:SC/M/SM/Dで求められる役割はここまで違う

40代でコンサル転職を考えるとき、多くの方が「年齢」を気にします。
しかし実際の採用現場で見られているのは、年齢よりも「想定タイトルとの整合性」です。

同じ40代でも、SC(シニアコンサルタント)として転職するのか、M(マネージャー)なのか、SM(シニアマネージャー)なのか、D(ディレクター)なのかで、求められる役割も評価基準もまったく異なります。

転職が難航するケースの多くは、「現在の肩書のまま応募する」「職位に応じた書き分けができていない」ことに起因します。

本記事では、40代コンサルの転職を職位別に分解し、
・採用側の視点
・刺さる成果指標
・書類の書き分け方
を具体的に解説します。

40代コンサル転職が難しくなる理由は「職位のズレ」にある

40代転職は、“経験年数”ではなく“任せられる範囲”で判断されます。

採用企業は次の問いを持っています。

  • この人にどこまで責任を持たせられるか

  • 数字を背負わせられるか

  • チームや事業を任せられるか

つまり、肩書ではなく“期待役割”との整合性が重要なのです。

SCの書き方でSMに応募すれば弱く見えます。
逆に、MレベルなのにD目線で語れば、空虚に見えます。

まずは職位ごとの評価軸を理解することが、40代転職の出発点です。

SC(シニアコンサルタント)で転職する場合

採用側の視点

SCに求められるのは「即戦力プレイヤー」です。

  • 手を動かせる

  • 分析・資料化ができる

  • 特定領域での専門性がある

マネジメントよりも、“現場で成果を出せる力”が重視されます。

刺さる成果指標

  • 担当フェーズ(例:要件定義〜設計)

  • 担当業界の具体性

  • KPI改善率(コスト削減15%など)

  • プロジェクト期間短縮実績

例:
「年商200億円製造業の基幹刷新PJにて、要件定義〜基本設計を主担当。業務工数を20%削減。」

このように“自分が出した成果”を主語で語ることが重要です。

書類の書き方

  • 「参画」ではなく「主導」

  • 自分の役割を明確に

  • マネジメントを書きすぎない

中途半端にPM経験を盛ると、逆に職位が曖昧になります。

よくある失敗

  • 上位職位目線で語る

  • 専門性がぼやけている

  • 定量成果がない

SCは“深さ”で勝負する職位です。

M(マネージャー)で転職する場合

採用側の視点

Mに求められるのは「チームを任せられるか」。

  • チーム規模管理

  • 予算・納期責任

  • クライアント折衝

ここが評価ポイントです。

刺さる成果指標

  • チーム人数(例:10名体制)

  • 管理予算(3億円規模など)

  • 再受注率

  • プロジェクト粗利率

例:
「10名体制、予算3億円のDX推進PJにてPMを担当。納期厳守で完遂し、追加提案により年間契約へ拡大。」

書類の書き方

  • PL責任を明記

  • 組織育成実績を書く

  • 経営層との折衝経験を入れる

SCの書き方のままだと弱いです。

落ちやすいパターン

  • 数字が出てこない

  • マネジメント経験が抽象的

  • 経営視点がない

Mは“数字を背負った経験”がなければ厳しい職位です。

SM(シニアマネージャー)で転職する場合

採用側の視点

SMは「事業単位を任せられるか」が焦点です。

  • 複数PJ統括

  • 事業部レベルの責任

  • 新規案件創出能力

プレイヤー要素はほぼ見られません。

刺さる成果指標

  • 管掌売上(例:10億円規模)

  • 組織人数(20〜50名)

  • 提案獲得件数

  • 新規顧客開拓数

例:
「部門売上12億円を管掌。年間5件の新規提案獲得、再受注率80%を維持。」

書類の書き方

  • “部門成果”で語る

  • 個人作業は削る

  • 事業成長への寄与を書く

よくあるズレ

  • SCやMと同じ構造で書く

  • 戦略目線が不足

  • 事業視点が弱い

SMは“経営の一歩手前”です。

D(ディレクター)で転職する場合

採用側の視点

Dは「経営に近い責任者」です。

  • 収益責任

  • 組織戦略

  • 事業再編・M&A

経営層のパートナーとして機能できるかが見られます。

刺さる成果指標

  • 管掌P/L

  • 事業再編実績

  • M&A統合経験

  • CxO折衝実績

例:
「管掌売上30億円、営業利益率15%へ改善。M&A後の統合プロジェクトを統括。」

書類の書き方

  • 経営意思決定にどう関与したか

  • 組織設計の経験

  • 数値インパクトを明確に

よくある失敗

  • 実務詳細を書きすぎる

  • 経営目線が薄い

Dは“経営目線”がすべてです。

40代転職で最も重要なのは「一段上か、一段下か」の判断

無理に一段上を狙うと失敗確率が高まります。
一方、あえて一段下げて入り、成果を出して再上昇する戦略もあります。

重要なのは、

  • 年収

  • 責任範囲

  • 将来の伸びしろ

のバランスです。

職位のズレは、40代転職における最大のリスクです。

職位別戦略を誤らないための3つのチェックポイント

  1. 任せられる側か、管理する側か

  2. 数字で語れているか

  3. 経営視点を持てているか

この3つを満たしていなければ、職位の再定義が必要です。

まとめ|40代コンサル転職は「職位をずらさない」ことが最大の戦略

40代コンサルの転職は、経験の深さよりも“任せられる範囲”で決まります。
SC/M/SM/Dで評価軸は完全に変わります。

同じ経歴でも、職位に合わせて書き分けるだけで通過率は大きく変わります。

40代転職では、
・自分がどの職位で戦うべきか
・年収とのバランスをどう取るか
・経営視点をどう語るか

これらを整理することが不可欠です。

職位戦略を誤らないためにも、40代コンサル転職の全体像をまとめた記事もあわせてご覧ください。

▶︎ 40代コンサル転職の完全ガイドはこちら

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