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アメリカも高齢化

2025.12.26

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ついに米国が「高齢化社会」に足を踏み入れました。
2010年から2020年の間に100歳以上の高齢者が50%も増加したそうです。

【ニュース元】
https://forbesjapan.com/articles/detail/83766

米国社会もいよいよ高齢化問題と向き合う局面に入ったと言えるでしょう。

米国はこれまで、日本や欧州と比べて高齢化が遅く、 先進国の中では突出して平均年齢の低い国でした。
その要因が、移民です。
出生率が低下しても、働き盛りの移民が入ってくる。
この流れが恒常化していたため、高齢化の速度を抑え込めていました。

しかし今、その前提条件が崩れ始めています。
ご存じの通り、トランプ大統領が移民排除を推し進めています。
この政策は、治安や雇用の維持といった視点ではある程度合理的なのでしょう。
一方で、人口動態という視点からは、 この政策は高齢化を加速させるリスクもはらんでいます。
人が入ってこなければ、国は老いる。 単純な算数です。

このニュース、別の角度から見れば
「米国がようやく日本の背中に追いついた」と言えるでしょう。

日本は数十年以上前から、移民の受け入れを限定的にしたまま、高齢化に向かい合ってきました。
社会保障の膨張、医療・介護人材の不足、現役世代への負担集中。
これらはすべて、すでに日本で「実装済み」の課題です。

米国が今後直面するであろう課題も、 採りうる選択肢も、 おそらく日本と大して変わらないはずです。
また移民を受け入れるのか、 高齢者の就労を本気で進めるのか。
あるいは、社会保障の設計そのものを見直すのか。
どれを選んでも、社会的コストは間違いなく膨大。

そして、米国人は、高齢化がどれほど恐ろしいものなのか、
まだ気づいていないのではないしょうか。
少なくとも、私たち日本人ほどには・・・。

日本は、この点に関してはかるく30年は先輩です
成功例も失敗例も実データもすでに山ほど蓄積済み。
米国が今後どのような政策運営を行うのか?
人口構造という現実とどう折り合いをつけるのか?

先輩風を吹かせて言えば、 「お手並み拝見」と言ったところでしょうか。

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