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静かな退職

2025.12.16

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🤫 「やる気は無いけど、辞めませんーーー」
2020年頃から「静かな退職」が世界中の若い世代で広まり始めているそうです。
これは、会社や業務にコミットせず、心理的に距離を取り、最低限だけをこなすという働き方のこと。
仕事よりも個人の生活を優先する考え方の一つで、 SNSではこれを「新しい生存戦略」と扱う向きもあります。

⚠️ 働き方は人それぞれですが、 キャリアコンサルタントの視点から見た場合、やはりリスキーと言わざるを得ず、基本的には避けるべきだと思います。
理由は単純。
最低限だけやるという方針では企業からの評価やスキルが蓄積されにくく、
いずれ「コストの高い停滞人材」「転職しにくい人材」になってしまうからです。
静かな退職というより、静かなキャリアが沈殿。
これが最大のリスクだと思います。
一時は良いかもしれませんが、そういう生き方を無限に続けることは出来ないはず。

💪 では、仮に静かな退職を実行するとしたら、何が必要でしょうか?
月並みですが、
・強い専門性を身につけ、いつでも転職できるよう市場価値を高めておくこと
・副業や資産収入など、会社に依存しない収入源を十分に確保しておくこと
が必須になるでしょう。
そして、これらはどちらも
「静かな退職をするためには、猛烈に働く必要がある」
という 逆説的な事実を示しています。
自由とは努力の代償、何時の時代も、その真実は変わらないのでしょう。

🌱 そもそも、人はなぜ働くのでしょうか?
その答えは色々ありますが、一つには
「働かなくても済むようにするため」があると思います。

結局、そのような静かな自由は、静かな退職ではなく、
「静かな積み重ね」の先にしか訪れないんじゃないかと思います。

今回の元記事はこちら▼
https://lnkd.in/eBCDhDdN
#静かな退職 #キャリア論