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意外に戸惑う面接中の「雑談」。 押さえておきたい基本の対応法とコツ。

2025.10.24

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意外に戸惑う面接中の「雑談」。
押さえておきたい基本の対応法とコツ。

 

 

転職活動の面接では、序盤や終盤に雑談が入ることがよくあります。
なぜ、企業はそんなことを聞いてくるのでしょう?
面接で雑談を取り入れる理由は何でしょうか?
この記事では、企業が雑談を通じて確認しているポイントについて解説します。

多くの面接では、雑談が入ります。
雑談とは、特定のテーマを持たない気軽な会話のことです。
具体的な話題としては、たとえば趣味や休日の過ごし方といったものが多いでしょう。
なかには、明確な自己PRを求める質問をせず、
雑談だけで進行していくスタイルの面接もあります。

なぜ面接官は雑談をしたがるのでしょうか?

 

そこには明確な理由があります。
カジュアルな雰囲気であっても、面接であることを意識し、
適度な緊張感を持って臨むことが大切です。

その目的のひとつは、聞きたい情報を、候補者からより自然な形で引き出すためです。


緊張した空気の中では答えにくいようなことでも、
柔らかい雰囲気の中でのやり取りであれば、
より率直な話が出てくることがあります。

たとえば、面接を受ける方の職務経歴を見た際に、
社内異動の回数が多いことに気づいた場合。
企業としては、その背景にある事情を知りたいと考えます。

定期的なジョブローテーションだったのか、業務上の理由があったのか、
それとも人間関係などに起因するものだったのか。

こうした背景を確認する際、面接官が自らも似た経験を話題にしつつ、さりげなく聞いてくるケースもあります。

「私も以前の職場で異動が多かったのですが、慣れるのが大変でした」
などといった会話を通じて、候補者が話しやすい空気を作るわけです。

このように、共感や安心感を伴う対話の中から、
本当の事情を引き出そうとする意図があります。


受験する方としては、こうした雑談の場面でも自然体で話しつつ、
言葉選びや話す内容には気を配る必要があります。
とくに、過去の不満や不安といったネガティブな内容に偏りすぎないように注意したいところです。


企業がどのような意図で雑談をしているのかを理解した上で、
適切に受け答えする姿勢が求められます。

雑談はあくまでリラックスした雰囲気づくりの手段として行われることが多いですが、
同時に、企業はそこから候補者のさまざまな側面を観察しています。

企業が雑談の中で注目している点には、以下のようなものがあります。

・状況に応じて柔軟に対応できるか
・コミュニケーションの取りやすさ
・自分の考えや強みを自然に伝える力があるか
・言葉遣いや物腰から伝わる人柄

面接に向けてしっかりと準備をして臨む方も多いですが、
企業側は「用意された答え」だけでなく、思わぬ話題にどう応じるかという点にも注目しています。
実際の業務では、準備された場面ばかりではなく、予想外の出来事への対応も求められます。
そのため、雑談のような自由な会話の中で、臨機応変に言葉を選び、
コミュニケーションを取れるかどうかが評価されることがあります。


また、営業職などを希望する場合には、
雑談の中でさりげなく自己PRを盛り込む力も見られるケースがあります。
会話の中で自分の強みや価値を自然に伝えるスキルは、
実際の業務でも活かされるからです。



面接で雑談を通じて聞かれることのある質問と、その背景にある意図

 

雑談形式の質問は、一見すると選考とは関係なさそうに見えますが、
企業側にはそれぞれの意図があることが多いです。ります。

どのような視点で質問がされているのか、例を交えて確認していきましょう。


例①:趣味について

・面接官の投げかけ
「最近、何か趣味を持ちたいと思っているんです。
〇〇さんは休日はどんなふうに過ごされていますか。
何かおすすめの過ごし方があれば、ぜひ教えてください。」

・企業の意図と回答時のポイント
こうした質問は、面接の冒頭などで雰囲気を和らげる目的で使われることが多いです。

リラックスした雰囲気の中で候補者の人となりを知るための導入でもあります。

趣味については、普段行っていることを簡潔に話す程度で十分です。

あまり長く話しすぎず、あくまでも会話の一環であることを意識しましょう。


例②:ストレス解消法について

・面接官の投げかけ
「仕事をしていると、どうしてもストレスがたまることもありますよね。
 私はキックボクシングで発散しているんですが、〇〇さんはどうされていますか。」

・企業の意図と回答時のポイント
この質問では、候補者がストレスとどう向き合い、どのように解消しているかを知りたいという意図があります。
「一晩寝るとリセットされます」など、日常の中で行っている方法を自分の言葉で伝えましょう。

ただし、ストレスを感じやすいことや、職場に対する不満などを強調する必要はありません。

話の流れで現職へのネガティブな印象を与えてしまわないように注意が必要です。


例③:社会的な話題について

・面接官の投げかけ
「最近、ニュースで△△が話題になっていますよね。〇〇さんはどう感じていますか。」

・企業の意図と回答時のポイント
この質問には、情報への関心度や、普段から情報収集に努めているか?という姿勢を見ようとする意図があります。

もちろん、何を答えても良い訳では無いので、受験中企業や業種と関係のある話題を振ると良いでしょう。
人事職をうけているのなら、労働基準法改正について話す、等。
また、あまりマニアックな話題は出さない方がベターです。
面接官が全く知識のない領域の話だと、会話が止まってしまいますから。

 

なお、LGBTQや政策など、賛否が分かれがちなテーマに関しては、
自分の考えを一方的に述べるのではなく、
まずは一般的な視点での理解を伝えるのが無難です。




これまで具体例を見てきましたが、
改めて雑談の場面で好印象を与えるためのポイントを整理してみましょう。

 

まず大切なのは、「面接中である」という意識を持ち続けることです。

雑談の流れに入ったからといって、
急に口調や態度を崩してカジュアルになりすぎたり、
気が緩んでネガティブな発言が増えてしまったりすると、
面接官に不安を与えてしまうことがあります。

「この人は、状況によって態度が大きく変わるのではないか」
「これまでのやりとりも本音ではなかったのかもしれない」といった印象につながる可能性があるため、注意が必要です。

面接の終わりまで、誠実で一貫性のある対応を心がけることが重要です。

また、趣味やこだわり、持論などを話す場面では、
その内容が話の中心になりすぎないように気をつけましょう。

たとえ面接官が話題を振ってきたとしても、自分の関心事を一方的に長く話してしまうと、
「相手の反応を見ずに話し続けてしまうタイプではないか」と受け取られてしまうおそれがあります。


雑談は想定通りに進まないことも多いもの。
事前に対策しきれない場面もあるでしょう。
その分、候補者としての自然な振る舞いや対応力が見える瞬間でもあります。
過度に構えず、相手のペースや雰囲気を意識しながら、自分らしく会話をすることができれば、
雑談を通して良い印象を残せる可能性は高まります。



 

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