COLUMN

コラム

サナエ・推し活・ポピュリズム

2026.02.12

SNS投稿アーカイブ

「サナエ・推し活・ポピュリズム」

2026年2月の衆議院選挙、自民党が歴史的圧勝を収めました。

【日本経済新聞】
「推し活」選挙が溶かした政党政治 「戦後民主主義」に引導渡す
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA09A3N0Z00C26A2000000/

高市早苗首相を応援する人々の姿は、
どこか「推し活」に似た熱を帯びていました。

「逆境に立ち向かう華麗なヒロインを応援して」と、
政策の細部よりも、物語やキャラクターへの共感が前面に打ち出されていました。

最初は、日本特有の現象かと思って眺めていました。
ですが、見方を少し変えると、
これはSNS時代に広がるグローバルな潮流の一部なのかもしれません。
政治家が物語の主人公とされ、
支持は、政策よりも感情的・情動的な結びつきが中心となる、言う現象。
いわゆるファンダム政治ですね。
記事の中では日本型ポピュリズムと表現しています。

米トランプ大統領はまさにその典型例ですし、
ブラジルのボルソナロ氏や、インドのモディ首相にも
類似した支持構造があったそうです。

ただ、日本がこれをやったら「推し活」という穏やかな大衆行動に落ち着いた、というだけで。

ポピュリズムが一概に悪いものだとは思いません。
政策議論が後退しやすいという難点はあるものの、
停滞を打破する推進力になり得るという側面も確かにありますから。

しかし、無自覚にその潮流に飲み込まれてしまうことは危ういと思います。
熱気にほだされ、濁流に呑み込まれ、いつのまにか踊っている。
そんな流れで民主主義が変容することには警戒が必要でしょう、
推しのライブじゃない訳ですし。

興味のある方はこちら

See detail